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高層ビルの真ん中で福をまく——成子天神社の節分祭




都心の高層ビルに囲まれた西新宿・成子天神社で、今年もにぎやかに節分祭が行われました。


境内には、たくさんの子供たちや地域の方々が集まり、可愛らしいお面をつけた子供の姿も見られました。まずは、町会の代表者や年男年女が神職によるお祓いを受け、清められた後、舞台へ。待ち構える人々が袋を広げるなか、「福は内!」の掛け声とともに、豆やお菓子が天高く撒かれました。


節分と豆まきの由来


節分は本来、「季節の変わり目」を意味し、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指していましたが、現在では特に立春前日の節分が重要視されています。これは、新しい年を迎えるにあたり、邪気を払い福を招く大切な行事だからです。


豆まきの風習は、室町時代ごろから広まりました。大豆には「魔を滅する(魔滅=まめ)」という意味が込められ、鬼を追い払い、無病息災を願うために撒かれるようになったといわれています。


都会の真ん中で行われる伝統行事は、地域のつながりを深める大切な機会でもあります。寒空の下でしたが、多くの笑顔に包まれた温かい節分祭となりました。


皆さまにも、たくさんの福が訪れますように。




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